低い中性脂肪値は病気の可能性があります

中性脂肪が低い!病気のサインかも?

「中性脂肪が低い」と健康診断で指摘を受けたけど、それは異常なの?

 もしかしたら 病気の可能性があるかもしれません。低すぎても注意が必要です。

 

 

『中性脂肪』とは

肥満の人は、中性脂肪が高く、生活習慣病のリスクが高まることは、よく知られています。中性脂肪の値は、メタボリックシンドロームの診断基準の1つです。高いのは問題ですが、だからと言って、低ければ低いほど、良いものだと思ってはいませんか?

『中性脂肪』とは、血液中に流れる脂肪の一種で、体のエネルギーになる重要な成分です。つまり、中性脂肪の値が基準値以下の場合、体内のエネルギーの蓄えが少ない状態を意味します。

 

中性脂肪が低いと、あらわれる症状

中性脂肪はエネルギー源なので、少ないと疲れやすく、疲れがなかなか回復しません。

・頭痛
・ふらつき
・めまい       など

脂溶性ビタミン(ビタミンA・ビタミンE・ビタミンK・βカロチンなど)は、普段は肝臓や脂肪組織に貯蔵され、必要になった時に中性脂肪に溶け込んで体内を巡ります。中性脂肪の低い状態が長くつづけば、これらの脂溶性ビタミンの働きが低下します。

・視力障害
・免疫力の低下
・骨が脆くなる
・抜け毛、肌荒れなどの皮膚トラブル     など

正常な体温調節ができなくなります

・低体温
・熱中症      など

 

中性脂肪が低くなる主な原因

中性脂肪値が29mg/dL以下の場合は、その原因を突き止めるための診察や検査が必要となります。

肝硬変のように肝臓の機能に問題がある場合、中性脂肪を合成、貯蔵することができなくなり、値が低値になります。また、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の場合には新陳代謝が非常に活発な状態となり、多くの中性脂肪を消費するため、値が低値になります。遺伝的に低い人もいます。

診察や検査に異常がなければ、ほとんど心配ありませんが、最近は、極端な糖質制限や絶食などのダイエット法による中性脂肪の低値が、若い女性の中にしばしば見られます。さらには、過度の運動です。痩せたいばかりに、アスリート並みの過度な運動をすると、蓄えられていた中性脂肪が大量に消費され、値は低値になります。しっかりと栄養補給を行った上でダイエットを行うことが重要です。

 

中性脂肪の改善方法について

中性脂肪の値が低い人は、言わば体力に余裕のない状態であり、あまり健康的とは言えません。中性脂肪が低いと診断されても、肝臓や甲状腺等に異常がみられなければ、特に病院で治療をうける必要はありません。しかし、そのまま放置しないで、正常値をめざしキープできるように、いま一度 自分の食生活や運動習慣を見直してみましょう。

体にとって、中性脂肪は高いのも低いのも良くありません。ダイエットが目的でも、食事制限や運動なども極端にやりすぎることなく、炭水化物や脂質も一日3食摂るなど、栄養バランスに配慮しながら、適度の運動量で、徐々に減量していきましょう。