糖尿病と糖質制限ダイエットの話

無理な糖質ダイエットで体調不良も

 

人は食事をすると、血糖値が上昇します。この血糖値を下げて調整しているのが、インスリンというホルモンです。しかし、高血糖が続いたりすると、年齢とともにインスリンの分泌能力は低下します。

食べた糖質はブドウ糖となり、インスリンの働きによって、血液から肝臓や筋肉に取り込まれ、エネルギーとして使用されます。しかし、食べ過ぎると取り込まれる量が多すぎて、貯蔵できなくなり、血糖値を上昇させ、脂肪細胞に取り込まれて中性脂肪となり、内臓脂肪の蓄積につながります。内臓脂肪は、インスリンの働きを弱める物質を放出するため、インスリンの効きが悪くなり、高血糖の悪循環を招き、糖尿病の発症を惹き起こすことになります。

そこで、糖尿病の予防には、食後の高血糖を引き起こさないようにすることが重要です。

そのような中で、注目を集めているのが「糖質制限ダイエット」です。「糖質を多く含む食べ物を制限することにより、食後の血糖の急な上昇やインスリンの過剰分泌を抑え、中性脂肪がつきにくく、分解しやすくなるダイエット」法です。

糖質を摂らないだけの簡単なダイエットであるため、ダイエットを試みた人の約半数が「糖質制限ダイエット」をしたことがあるという調査結果がでています。体重が下がったという声が多く聞かれた反面、「足腰の筋力が落ちた」、「めまいや耳が聞こえにくくなった」という声もありました。
糖質制限=主食を抜くこと、ではありません。糖質を0にするのではなく、ゆるやかな糖質制限と、十分なたんぱく質、脂質、そして食物繊維を摂ることが大切です。

糖質制限ダイエットは正しい方法で行えば、危険なダイエットではなく、肥満や糖尿病の予防に効果があると考えています。素人療法にならないように、管理栄養士や医師と相談しながら行ってください。

食事のワンポイント

主食は1回100g(160キロカロリー)
毎食きちんと炭水化物を摂りましょう。

運動のワンポイント

食後のウォーキングなど有酸素運動がおすすめです。
食前は注意が必要です。
下半身の筋力を鍛えると糖の利用の能率が上がります。

 

<実績データ>